太一のブログ

基本日記を書いていきます。

「帰省」 その4(終)

酒と米菓とおにぎり

お酒に関しては前回の記事で述べたので、今回は米菓と新潟にあったおにぎり専門店の話をしたいと思う。

 

せんべい王国

新潟といえば米である。そして、その米を加工することでも特色を生かしている。これは前回でも述べたことだと思う。ということで、米菓について述べていく。

 

まず、だれでも知っているものとして柿の種があげられるだろう。お酒のお供として、全国で親しまれていることだと思う。そして、多くの人が知るメーカーは亀田製菓だと思われる。柿の種には様々なフレーバーがあって、ご当地感あふれる商品になってることもあると思う。亀田製菓の工夫はすさまじいものである。

しかし、新潟に行けば顕著にわかることで、様々なメーカーが柿の種を生産しているのである。しかも驚くことに、柿の種の発祥は亀田製菓ではなく、浪花屋製菓という企業が生み出したのだ。

他にも、せんべいには似たような商品があるが企業ごとにそれぞれ特色があって、とてもおいしいので、新潟を訪れた際にはいろいろなせんべいを食べてほしいと思う。ちなみに自分のおすすめはサラダホープだ。マジでうまい。

www.kameda-netshop.jp

 

おにぎり専門店の味

「帰省 その2」で述べた友人のJ君に連れられて入ったお店なのだが、「にぎり米」というおにぎり専門店があった。自分自身、高校のころの変な思い出として弁当を毎日3合食べていたというものがあった。その中にはおにぎりもあったわけだが、とにかく量を追及していたのでおいしさ度外視で、もうこれでもかというくらいに握り固められたおにぎりを食べていた。

そんなことがあったので、おにぎりにいい思い出がなかったのだが、このお店のおにぎりを食べてから、自分個人の「おにぎり観」とでも言おうか、おにぎりに対して持っていた何か良くない印象が一掃され、おにぎりの素晴らしさ、本当においしいおにぎりというものを教えてもらった。

何がすごいのかといえば、まず人が握るできたてのおにぎりを食べられることだ。最近では、おにぎりは「コンビニで手ごろに買えてしまうもの」というポジションになり、外食の目的地としてはまず選択肢に上がらないものになっていると思う(そもそも外食でおにぎりが食べられるところなどそうそうないと思うが)。そして目の前で握っているところを見ることができるのだ。案外、おにぎり屋さんに行っても握っているところを目にすることはないのではないだろうか。

 

味の方は文句なしにおいしい。米がうまくてヤバイ(語彙力)。そして具の種類も豊富で、家の近くにあったら通い詰めてすべてコンプリートしようとしてしまう程の種類がある。海苔も文句なし、漬物も文句なしで、新潟県コシヒカリのうまみをさらに引き立てていた。

また新潟に行った時にはまた行きたいと思う。

 

 総括:自分にとっての新潟

これまで四回の記事で、今回新潟に行って何をして、何を見て、何を感じたのかを文にしてきた。もちろん、言葉では言い表せないようなことも感じたし、すべて書ききれているわけでもない。しかし、自分で見たことや感じたことを文に直してみて、その場では気づけなかった感情や変化を見つけることができた。自分の中に埋もれていたものが文を書いていく中で引き出されていって、自分の中に何があって何がないのかを再認できた。

新潟から離れた数年間は本当につらかった。不器用な自分にとって、慣れない環境、作れない本音で話し合える人間関係、空気間の違う人の間に溶け込むためにふるまい方を変える、これらのことをしなくてはならないのがたまらなく辛かった。まともに話をできた記憶がない。息が詰まる思いで毎日を過ごしていた。

今もそうだが、自分の中での一番先の時間、つまり現在のことを指すが、その場その場ではあまりつらいということを感じない。これは慢性的に心が疲れているからかもしれないが、一日を振り返ったりその日の反省をすると、いつも「どう振舞えばよかったのか」という外向けのものと「自分はどうしたかったのか」の内向きの思考に板挟みされていた。

何度も書いているかもしれないが、やはり自分の軸というのは大事だ。この軸がなければどう振舞えばいいのかわからない。先日バイト先の先輩に言われたことで、冗談一つに対してもバカまじめに捉えてしまっているように見えるということがあった。自然に振舞うことができていれば受け答えも自然とできるのであろうが、答える前に考えてしまうのだ。「本当に求められているリアクションは何だろう。」「居場所を作るのにはどうすればいいのだろう。」その間で言葉が、自分の心の引け目というかクリティカルな部分に刺さってしまう。その結果、周りの空気間をぎこちなくしてしまっている。

しかし、新潟に帰った時にはそういったことを考えずに過ごしていたと思う。振舞うということをせず、ありのままの自分で話せていた。自分の深いところにあったものが、求めていたものがこの環境だったのだということが分かった。

 

これからは、ほかの環境に自分を合わせに行き過ぎるのではなく、自分が過ごしやすい環境に周りを引き付けていかなくてはならないと思った。いつまでも甘えてはいられない。もっと自己中心的に物事を考えられるようになりたい。

次回予告

これからバイトで忙しくなってくるので、また期間が空くかもしれないが続けようとは思っている。次回のテーマはあまり決めていないので、お題くれたらそれをやろうと思う。なければ考える。たぶんないと思うが。